問題演習について

2018/08/17
歩楽來 東大受験

 

 当たり前の話ですが、「問題を解く」ということは、学習において非常に重要な意味を持っています。問題を解き、学習した内容を思い出すことは、記憶を整理し定着させることを促します。この効果は「テスト効果」と呼ばれ、テキストを見返したりするだけの復習よりも、テストを取り入れた復習をするほうがより学習の成果が良くなるということが研究で実証されています。(※1)

 ですが、講義を聞いたらあとは問題練習だけやっていればいいという訳ではありません。まず気をつけなければいけないのは、きちんと間違えた問題を見直すというということです。問題を間違えたとき、なぜ自分がその間違いをしたのか、原因をつきとめることをしなければ、いくら大量に問題を解いてもその時間はムダ時間になってしまいます。数学なら教科書の定義や証明を見直す、英語の場合は辞書や文法書を確認するといった、失敗から教訓を引き出す作業をしっかり積み重ねる必要があります。(※2)こういった間違いを修正する作業をせず、ただ問題をやりっぱなしにしてしまっている生徒が多く見受けられます。

 さらに英語の場合、問題練習ばかりしていて音読が疎かになってしまうというのもよくありません。(音読がなぜ英語学習において重要かについてはこちらの記事を参照してください。)少なくとも英語の学習時間の半分は音読に充てるべきです。

 工夫次第では問題練習と音読は両立可能です。歩楽來の英語では、文法ドリルをすべて口頭でおこなう「ドリル音読」や、教科書の和訳を口頭で英文に直す「教科書日英サイトトランスレーション」を授業に取り入れています。

 いずれの教科にせよ、問題をひとつの学習の道具と考えることが重要です。問題に自分が振り回されてしまうのではなく、学習したことをより深く理解し定着させるために、自分が問題をうまく活用していく。そういう意識をもって勉強に臨んでもらいたいと思います。

 

 

※1 https://bjorklab.psych.ucla.edu/research/#tteを参照

※2 https://www.jstage.jst.go.jp/article/pamjaep/55/0/55_S58/_pdfを参照

 

吉祥寺駅から徒歩10分 東大受験に強い個別指導塾

Private School 歩楽來

文責 荒井